簞笥のなか 長野まゆみさん というひと

いま 読んでいる 一冊の赤い美しい本

しごく自覚的に言葉選びをし
その古風な言葉 時にはオリジナルの言葉 をさりげなく使うことのできるひと
古い家 鉱石 年代ものの家具 淡い色

箪笥のなか

箪笥のなか

好ましく思うものがすこし似ているから ひかれるのか


『少年アリス』などの初期の作品は読み終えることすらできなかったが
最近の作品 特に『簞笥のなか』『よろず春夏冬中』『メルカトル』『となりの姉妹』
などは気に入っている

よろづ春夏冬中 (文春文庫)

よろづ春夏冬中 (文春文庫)

メルカトル

メルカトル

となりの姉妹

となりの姉妹

少しだけ読んで苦手と思わずに 再読してみてよかったと思う作家のひとり
『遊覧旅行』は初期作品のなかで唯一好きな旅行記風短編集
遊覧旅行 (河出文庫―文芸コレクション)

遊覧旅行 (河出文庫―文芸コレクション)