石井ゆかりさんの蠍座
そういえば、五日に届いた石井ゆかりさんの蠍座を読んだ。
紫色かと思っていたカバーは、ピンク色だった。
”一度決めたら、心情的にも、立場的にも、決して「逃げない」
相当厳しい状況に立ち至っても、愛を持って引き受ける”
"蠍座の世界には、ひとつの絶望があります。
それは、ある命が生きるとき、ほかの命を必ず殺している、という事実です"
いま、私がベジタリアンであることが蠍座ゆえなのかどうかはわからない、
ただそういうことがすごくつらく思えてしまうのは確かだ。
でも、野菜だって生きているわけだし...
それに姉は同じ蠍座だけど、肉大好きだ
美しいことだけを並べるひと、
正しいことを正しいというだけの理由でそれ以外の可能性を計りもせずに
押し付けるひと。
こういうひとはやっぱり苦手だ。
たとえば、人を殺すことは悪いことだから、
たとえ国家でも人を死刑にしていいことにはならない。
まったくの正論だ。
だが、ことはそういつもシンプルなのだろうか。
繊細な表紙。
- 作者: 石井ゆかり
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2010/09/13
- メディア: 単行本
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