ロマン派美術館 Musée de la Vie Romantique

今週末は、パリの小さな美術館ーMusée de la Vie Romantique ロマン派美術館へ行った。私たちはオペラ座から歩いたのだけど、土地勘がないと難しいかも...というくらい何気なく存在している小さなお家だった。道の端に小さな旗(茶色地に女性の顔)がはためいていて、そこをふっと入ると小道が続いていてその奥に薄緑色を基調とした建築の掌編とでも形容したくなるような小さなお家が見えてくる。

手前にチケット売り場があって、そこでチケットをもらう(常設展は無料)。チケット売り場の向かいはトイレ。


アイスグリーンのドアを開けると、美術館のスタート。まずは小さな玄関ホール。というよりすでにひとつの居心地の良い小部屋。趣味の良い家だなあとしみじみ。
そこを抜けると階段ホールに出る。残念ながら二階へ上がることはできなかった。木の階段が螺旋になっていて、とても雰囲気があったからいつか上に上ってみたいなあ。

そこからパステルブルーの壁紙が印象的な部屋、メインルーム(応接間)、続きの間と全部で四つの部屋があった。多分パステルブルーの部屋がキッチンだったのかなあ?うむむ?

二階も四部屋くらいあるのかなあ。。。想像が膨らむ。

季節外れの庭には白薔薇と薄桃色の薔薇が一輪ずつ綺麗に咲いていた。

小さな気持ちのよい喫茶室もあって春や夏にここでお茶するのは楽しいだろうなと想像できた。

ロマン派美術館
Musée de la Vie Romantique
住所:16, rue Chaptal 75009(Hôtel Scheffer-Renan)
メトロ:Saint-Georges 12番線
開館:10:00〜18:00
休館:月、祝日

遅いお昼は再びオペラ座に戻ってから。私は麻婆丼、友達は親子丼、そしてシェリは辛口ラーメン。
友達のために色々なパサージュに行ったり、ショーウインドウが素敵な沢山の小さなお店を覗いたり。パリにはこういう小さくて魅力的なお店が本当に沢山ある。

ノルウェーから来た彼女はパリ近郊でオーペアをしている、パリ二ヶ月目。
第一希望地は日本だったらしいんだけど、ノルウェーと日本の間でオーペア提携が無いらしく、断念。いつか一緒に絶対日本に行きたいと熱く語る。

そういえば、マンガもアニメもキティちゃんも寿司もあまり興味のない彼女。何が彼女を日本へと駆り立てるのだろう?最近あまり見かけない純粋に伝統文化に興味があって、とかなのかな?今度聞いてみよう。

私と同じくフランス語練習中の彼女はシェリとフラ語を話したいモード。刺激を受けて三人でフラ語会話。彼女を見習わないと。これからお互い英語は自粛しよう。

太陽が出ている間はビロードのジェケットでも時々暑くて脱いでいたくらいなのに、日が沈んでからは本当に寒くていよいよ本格的なコートの出番。

次回はコニャック・ジェ美術館に行ってみようかな。
Musée Cognacq - Jay
住所:8, rue Elzévir 75003
メトロ:Saint-Paul 1番線
開館:10:00〜18:00
休館:月、祝日

あああ、すっかり忘れてたけど、パリの建物についてのすごく面白そうな展覧会もあったんだった!これも終わる前に行かないと!

パリ1950年代:ビルディングの黄金時代
Paris 1950 : un âge d'or de l'immeuble
2010年9月16日(木)〜2010年11月7日(日)
パヴィヨン・ドゥ・ラルスナル
パリ建築/都市計画情報・資料・展示センター
21 Boulevard Morland 75004
Sully Morland 7番線、徒歩0分
Bastille 1,5,8番線、徒歩4分
火〜土 10:30〜18:30
日 11:00〜19:00
月曜
無料
01 42 76 33 97
http://www.pavillon-arsenal.com