そして、血液検査

なんと、ジネコローグ(婦人科)で試験管に6本も血を採られた。

事前に知らされてなかったのでびっくり。
しかもはじめ左腕に刺した注射針、血管が
思いのほか細かったみたいで中で出血。
左からは一本採っただけでもう終わりかと思ったら
右の腕の付け根にまた刺されこっちからは5本。
でも、ほとんど痛くなかった。採血してくれたお姉さんは
内出血させてしまったことをとても恐縮して謝っていたけど
後日、赤と青の痣が広範囲に広がり、しばらく痛かった。
このことを言っていたのか...

さて、6本も採っただけあって、ありとあらゆる検査結果を受け取った。
風疹の抗体の有無、B型、C型肝炎、梅毒、HIV、トキソプラズマ...
幸いなことに全て陰性で本当にほっとした。
トキソプラズマに関しては妊娠中の感染を防ぐために毎月ワクチンを打つらしい。
日本では10%の感染率なのにフランスでは80%以上とか。
生に近い肉を好む食文化と関係があるのかも。
ドイツ、オランダも感染率は同程度に高い。
私は基本的に肉を食べないのでフランスにいても感染する機会は少なかったよう。
日本では病院にもよるだろうけど多分ここまでの検査はしないんじゃないかな。
フランスでは任意ではなく必須という感じ。
この血液検査の結果をもって初めて公式に妊婦と認められるとか。

もう何年も血液検査なんてしてなかったから、何かあったら赤ちゃんに申し訳ないなと結果が出るまで落ち着かなかった。
やっぱりこういう検査は結婚した時にしておくべきだと実感。
治せるものや防げる病気も多いから...

これだけ何年も自分の体を放っておいて、それでも今のところ
特に問題が出て来ないのはほんとうにただ幸運だったと思う。
祖国を遠く離れて外国人として暮らす孫を、
おばあちゃんが守ってくれているのかな
これ以上問題を抱えずに妊娠生活を過ごせるように
助けてくれているような気がする
こんな風に感じたことは今までなかったのに、なんでだろう
母があんまり心配してるから身軽になった祖母が代わりに
近くにいてくれてるのかな